ひき逃げ事件で「身代わり出頭」させたか 大阪・豊中市の男らを逮捕 防犯カメラ映像から容疑者特定

去年12月、大阪市中央区で男性がひき逃げされ、重傷を負った事件で、車を運転していた男が逮捕・送検されました。事件翌日、この男の知人の男が警察に出頭していましたが「身代わり出頭」だとして犯人隠避の疑いで逮捕・送検されました。
ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、大阪府豊中市に住む無職の千原信嘉容疑者(22)です。
千原容疑者は、去年12月27日早朝、無免許で車を運転し、大阪市中央区の路上で通行人の男性(当時32歳)をはねてそのまま逃げた疑いがもたれています。
男性は腕やろっ骨を折る重傷を負いました。
警察によりますと、事件翌日、豊中市に住む無職の東優容疑者(21)が「やったのは自分だ」と出頭してきました。しかし、東容疑者は状況を詳しく説明できず、警察は身代わり出頭の可能性があるとみて捜査し、防犯カメラの映像などから千原容疑者が運転していたことを突きとめたということです。
警察は、東容疑者についても犯人隠避の疑いで逮捕しました。
2人は知人関係で、事件前、大阪ミナミのクラブで一緒に過ごしていたということです。
警察の調べに対し、千原容疑者は「まったく心当たりがない」と否認し、東容疑者は「何も言いたくありません」と話しています。