1日午後1時半前、新潟県新発田市の小学校から「理科の実験中に複数人の体調不良者が出た」と119番通報があった。新発田署などによると、吐き気や頭痛を訴えた6年生の男女5人が病院に搬送されたが、軽症とみられ、その後に全員が帰宅した。新発田署などが原因を調べている。
小学校や新発田市教育委員会によると1日午前、6年生24人が理科室で、灯油や紙などを燃やして二酸化炭素を発生させる実験をしていた。換気はしていたという。この日の授業前に、担当教員が灯油を使って実験の予行演習も行っていた。
市教委の中野隆一・学校教育課長は「具合の悪くなった子や保護者には心配をかけ、申し訳ない。再発防止に努めたい」と述べた。