今年1月30日、札幌市内でごみの中から見つかった現金1000万円の画像。帯封がついている札束も確認できます。
この1000万円が発見されたのは札幌市北区の資源ごみ回収施設「もっかいトラスト新川営業所」。
井元小雪記者)
「現金1000万円はこのベルトコンベヤーに流れてきました。帯封がついていたものもあれば、なかにはバラバラだったものもあったということです」
現金を発見したのは雑がみを仕分けていた作業員3人。
すぐに手動で機械を止めたといいます。
現金を見つけた作業員)
「所長、大変です」
所長も駆けつけ1万札をかき集めるとちょうど1000万円になりました。
その現金が紛れていた、ごみは西区の発寒や二十四軒、手稲区の手稲本町などの地域で回収されたものでした。
警察にはこれまで16件の問い合わせがありうち12件で遺失物届が出されました。
「家のクローゼットに現金1000万円をしまっていたが見当たらない。ごみとして捨ててしまったかもしれない」
「車で西区へ買い物へ出かけ新聞紙に包んだ1000万円を駐車場から徒歩で移動中に落とした」
しかし、警察はいずれもなくしたとする日時や場所状況などが違うことから持ち主ではないと判断。
3か月以内に持ち主が見つからなかったため1000万円は資源回収を施設に委託している札幌市のものとなりました。
1000万円の使い道について札幌市は…
札幌市の担当者
「今後検討することになるが、現状では決まっていない」
【スタジオ】
ごみの中から1000万円が見つかったというニュースをお伝えしましたが、持ち主がみつからないまま所有権が札幌市に移りました。
道警によりますとこれまでに16件の問い合わせがありこのうち12件で遺失物届が出されました。
・たとえば、道外の人から「旅行中に1000万円なくした」札幌市民からは「酔って500万円なくした」などという内容でしたがなくした日時や状況などからいずれも持ち主ではないと判断されました。
・ちなみにウソとわかっていながら届け出れば詐欺未遂罪などに問われる可能性もあります。
道警によりますと実は去年1年間の現金の落とし物は6億9250万円もあったということです。
今回の1000万円について、札幌市は内部の事務手続き終わり次第警察に取りに行くということです。