電子マネーの決済サービスに他人のアカウントで不正ログインした疑いで逮捕された中国籍の男(30)の自宅から押収されたパソコンや記録媒体に、延べ290万人分の決済IDやパスワードが保存されていたことが1日、神奈川県警への取材で分かった。県警などは同日、不正アクセス禁止法違反容疑で男を再逮捕。計約1億件のメールアドレスも見つかった。
県警によると、男は東京都港区の会社役員胡奥博容疑者。一部は国内の決済サービスのIDとパスワードで、偽サイトに情報を入力させ盗み取る「フィッシング」で入手した疑いがあるとみて調べる。容疑を否認しているという。