カンボジアを拠点とした特殊詐欺事件で、別の高齢者から現金をだまし取ったとして、警視庁暴力団対策課は1日、詐欺容疑で岡本大樹容疑者(38)ら日本人の男19人を再逮捕した。
暴対課によると、19人の大半は日本の被害者に電話でうその話を持ちかける「かけ子」役とされる。グループによる被害は昨年4月以降に少なくとも75件ほどに上るとみられる。
捜査関係者によると、19人の再逮捕容疑は今年1月、東京都内の高齢男性に電話で「有料サイトの未納料金がある」などとうそを言い、指定した口座に七十数万円を振り込ませた疑い。
現地当局が1月下旬にカンボジア南部のホテルに踏み込み、身柄を拘束した。