飼育員3人がトラにかまれた那須サファリパーク、支配人や飼育部長ら6人書類送検

栃木県那須町の「那須サファリパーク」で昨年1月、飼育員3人がトラにかまれて負傷した事故で、県警は2日、安全管理が不十分だったとして同施設の男性支配人(48)ら6人を業務上過失傷害の疑いで宇都宮地検に書類送検した。
捜査関係者によると、書類送検されたのは支配人と女性飼育部長(41)、飼育員の20歳代男女4人。けがをした2人も含まれている。
県警などによると、女性飼育員がベンガルトラを獣舎から屋外の展示スペースに出そうとした際、通路にいたトラと鉢合わせとなり、助けようとした2人もかまれた。担当飼育員が前日、マニュアルに反し、トラが獣舎に戻ったという確認などを行わなかったという。