茨城県境町の住宅で家族4人が殺傷された事件で、台所の包丁はすべてそろっていて、犯行に使われた形跡はないことが分かりました。警察は、犯人が凶器を準備して犯行に及んだとみて調べています。
この事件では小林光則さん(48)と妻の美和さん(50)が2階の寝室で刃物で刺されて殺害され、長男と次女が重軽傷を負いました。捜査関係者によりますと、28日までに長男と次女、それに1階にいて無事だった長女から話を聞くことができたということです。その結果、台所の包丁はすべてそろっていることが分かりました。また、犯行に使われた形跡もないということです。家の中から凶器に使われたとみられる刃物は見つかっておらず、警察は、犯人は準備した刃物で犯行に及んで事件後、持ち去ったとみて捜査しています。