岸田文雄首相の演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で、和歌山県警は８日、爆発物に使う火薬を無許可で製造したとして、火薬類取締法違反の疑いで再逮捕した兵庫県川西市の無職、木村隆二容疑者（２４）を同容疑で送検した。
木村容疑者を乗せた捜査車両は県警和歌山西署を午後１時４５分ごろ出発。木村容疑者はマスクを着け、正面を見据えていた。
木村容疑者の自宅からは黒色火薬の原料とみられる複数の化学物質や工具類などが押収されており、県警は自宅で火薬を製造し、パイプ爆弾を自作したとみて詳しく調べている。