AOKI側3人の有罪確定 東京五輪汚職で初めて

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会組織委員会元理事高橋治之被告(79)=受託収賄罪で起訴=に計2800万円を提供したとして、贈賄罪に問われた紳士服大手AOKIホールディングス前会長青木拡憲被告(84)ら3人を執行猶予付きの有罪とした東京地裁判決が9日、確定した。8日の期限までに検察側、被告側双方が控訴しなかった。東京地検特捜部が立件した計5ルートで初めての判決確定となった。
4月21日の判決は、青木被告が懲役2年6月、執行猶予4年。弟で副会長を務めた宝久被告(77)は懲役1年6月、執行猶予3年、専務執行役員だった上田雄久被告(41)は懲役1年、執行猶予3年。