先月行われた北海道知事選などで、母親になりすまし投票した疑いで、士別市の市議会議長が書類送検されました。議員を辞職する意向を示しています。
書類送検されたのは士別市議会の井上久嗣議長です。井上議長は先月9日の北海道知事選挙と道議会議員選挙で、母親になりすまし投票したとして、公職選挙法で禁じられた詐偽投票の疑いが持たれています。
井上議長は重い障害のある人などが利用できる「郵便投票」を悪用し、実際は意思疎通が難しい母親になりすまして特定の候補者に投票したということです。警察の調べに対し井上議長は容疑を認めているということです。
井上議長はHTBの取材に対し、「大きく反省するとともに重大な責任を感じている」と話し、議員を辞職する意向を示しています。