立憲民主党の泉代表は、次期衆院選での獲得議席が150を下回れば、代表を辞任する考えを示した。非公開で開かれた10日の党両院議員懇談会で表明した。
出席者によると、懇談会では泉氏に対し、「次期衆院選の議席目標を示し、達成できなければ代表辞任の覚悟をみせるべきだ」との声が上がった。泉氏は、150議席を下回った場合、「今の立場にはない」と言及したという。
立民は、4月に行われた衆参5補欠選挙で3補選に公認候補を擁立したが、全敗した。党内では執行部の責任を問う声も一部にあり、10日の懇談会では「(補選惨敗の)悔しさが全く見えない。一番変えなければいけないのは代表の認識だ」(蓮舫参院議員)などの声が出ていた。
現在、立民所属の衆院議員は97人。目標達成には約1・5倍の議席獲得が必要となる。