小学校の女性教諭殺害で逮捕の介護士、夜勤明けで犯行か…1月ごろまで頻繁に女性の姿、職場の女性とのトラブルも相次ぐ

北海道東部の釧路町のアパートで、住人の小学校の女性教諭を殺害したとして、逮捕された37歳の男…事件当日は、夜勤明けだったことなどが新たにわかりました。
釧路市愛国東の介護士、藤山功至(こうじ)容疑者37歳は3日、釧路町のアパートで、住人の小学校教諭、小阪志保さん39歳を刃物で刺すなどし、殺害した疑いが持たれています。
警察によりますと、小阪さんの死因は失血死で、胸や首などの傷は10か所以上に上っていて、傷の一部は、骨まで達していました。
さらに 遺体には、刃物で切りつけられそうになる際に抵抗、自分を守ろうとしてできた、いわゆる防御創も複数、確認されていて、近くで、凶器とみられる血の付いた包丁が2本、見つかりました。
また、現場のアパートは、居間と寝室があり、小阪さんは発見時、寝室で仰向けの状態でした。
事件は3日、藤山容疑者が自ら「人を刺した」などと通報したことで発覚していましたが、この3日は、藤山容疑者が前日午後5時からの夜勤を午前9時で終えていたことも新たにわかりました。
藤山容疑者が3月まで住んでいたアパート近くの人は「ことし1月くらいまでは、夜になると頻繁に女性が出入りしてたが、最近は見なくなった」と話しています。 また、出入りしていた女性が小阪さんかどうかは「全くわからない」と言います。
一方、藤山容疑者が数年前、勤務していたグループホームの元上司は「ちょっと線の細い感じですけど、言葉遣いも丁寧でしたし、利用者さんには非常に優しくて、ウケは良かったと思います」と話します。
しかし「職場の女性とのトラブルで、異動などもあった…」と話すなど、小阪さん以外の女性とのトラブルが相次いでいたといいます。
これまでの取り調べに対して藤山容疑者は「殺したことに間違いない。過去に交際関係にあった。復縁をめぐり、口論になった」などと供述しているということです。
警察は、2人の交際の状況、動機などについて、引き続き調べをすすめています。