5月11~13日、新潟市で初めて開催された先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、要人らを乗せた各国の空軍機が新潟空港に続々と現れた。地方空港では珍しく、航空ファンや利用客らを驚かせた。
開幕前日の5月10日、まず米国機が着陸。空港屋上は閉鎖され、滑走路に面した3階のスペースからガラス越しに機体を確認できた。要人は空港ビル内に姿を見せず、黒光りする米国製の大型SUVなどの車列が、警察のパトカーに先導され、駐機場から直接出て行った。
5月11日にはドイツとイタリア機も到着。新潟空港を拠点に就航を目指す格安航空会社トキエア機と並んだ。
近くの阿賀野川堤防では、航空ファンらがカメラを向けた。空港で米国の車列を見た新潟市西区の自営業男性(55)は「VIPが新潟に来たと実感した」と話した。