大阪府和泉市の集合住宅で3月、刃物を持って向かってきた男に警察官が発砲し、現行犯逮捕された男が死亡した事件で、府警は18日、警察官らに対する殺人未遂と銃刀法違反などの容疑で、無職佐々木祐容疑者=当時(39)=を容疑者死亡のまま書類送検した。
送検容疑は3月24日夜、集合住宅の自室で母親(70)を数回殴って傷害を負わせたほか、住人男性2人を刃物で切り付け、警察官に包丁を突き付けるなどした疑い。
府警によると、警察官は包丁を持って向かってきた佐々木容疑者に、警告した上で右肩を狙って1発発砲。同容疑者は右胸を撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。
府警の松島隆仁警務課長は警察官の発砲に関し、「拳銃の使用は適法かつ適正な職務執行だったと判断している」とのコメントを発表した。
[時事通信社]