「もう私たちは恋人ですね」フランス在住の日本人医師名乗る男らに…50代女性136万円詐欺被害

北海道渡島管内に住む50代の女性がSNSを通じて知り合ったフランスに住む日本人医師と名乗る男らに「報償費を受け取るために弁護士に連絡を取ってほしい」などといわれ現金136万円をだまし取られました。
渡島管内に住む50代の女性は4月上旬、フェイスブックのメッセンジャーを通じてフランス在住の日本人医師を名乗る男と知り合いました。その後、メッセージアプリのLINEを使って男から「好きです。」、「もう私たちは恋人ですね。」などと言い寄られるようになったということです。
そして今月15日、男から「報償費を受け取るために弁護士に連絡を取って欲しい。」と言われました。女性は男の指示通りにLINEで連絡を取ったところ、弁護士と名乗る男から「賠償書類作成費用として1万ドルが必要なので振り込んで欲しい。」などと言われたということです。これを信じた女性は16日、銀行の指定された口座に現金135万円を振り込んでしまったということです。
さらにその後、弁護士を名乗る男から「弁護士費用にさらに3万ドルが必要。」と要求され、女性はお金を借りようと知人に相談しました。不審に思った知人は女性の親族に連絡し、親族に諭された女性は21日になって警察に相談して詐欺が発覚したということです。
警察はSNSなどで知り合った相手から現金を要求された場合は詐欺を疑い警察に相談するように呼びかけています。