生後2か月の次男が両親から逆さづりにされて脚に大けがをした事件で、埼玉県警は30日、次男の体をタオルで拘束したとして、いずれも無職の桶川市在住の父親(39)と母親(33)の両容疑者を暴行容疑で再逮捕した。県警は今月10日に傷害容疑で2人を逮捕した後、日常的な虐待がなかったか調べていた。捜査関係者によると、スマートフォンから次男がタオルで縛られている画像が見つかった。
発表によると、2人は共謀し2月上旬、当時住んでいた上尾市の自宅アパート室内で、次男の体をタオルで縛って手が動かせない状態にする暴行を加えた疑い。調べに対して父親は黙秘。母親は「タオルで縛ったが暴力ではない」と容疑を否認している。
捜査関係者によると、2人はこの様子が写った画像をSNSでやりとりしていた。この家は夫婦と次男、長男(1)の4人暮らしだった。長男は虐待を受けた様子はなかったが、県警は2人が育児でストレスを抱えていたとみている。次男は現在も入院中という。