ロッテは31日、毎日・大毎オリオンズで1953年から61年まで投手として活躍し、84年には日本ハム監督を務めた植村義信氏が30日に多臓器不全のため船橋市の病院で死去したことを発表した。88歳だった。
兵庫県出身の同氏は芦屋高のエース右腕として1952年夏の甲子園で優勝。53年にプロ入り後は毎日・大毎オリオンズで322試合に登板して74勝69敗、防御率2・69をマークした。
61年のシーズンを最後に現役引退後は大毎、東京、ロッテなどでコーチを務め、84年には日本ハム監督として指揮を執った。92~94年には巨人でも2軍投手育成コーチとして指導した。
告別式は6月3日、家族葬で営まれる。