岸田首相の選挙演説会場に爆発物が投げ込まれた事件で火薬類取締法違反容疑で再逮捕された無職木村隆二容疑者（２４）（鑑定留置中）が、年齢などを理由に参院選に立候補できないのは憲法違反だとして国に損害賠償を求めた訴訟で、訴えを退けた５月の大阪高裁判決が確定した。木村容疑者は期限の今月２０日までに上告しなかった。
木村容疑者は昨年６月に神戸地裁に提訴した。同１１月の１審・地裁判決は、年齢要件などは合理性があるとして、請求を棄却。大阪高裁判決も１審判決を支持し、木村容疑者の控訴を棄却した。