神戸市西区の草むらで近くに住む保育園児、穂坂修(なお)ちゃん(6)の遺体が見つかった事件で、市こども家庭局は27日、保育園からあざの連絡を受けた4月24日以降、修ちゃんについて保護者に監護させることが不適当と認められる「要保護児童」として対応していたことを明らかにした。市は外部の有識者による検証が必要と判断し、第三者委員会の設置を検討している。
市によると、保育園から体にあざがあると連絡を受けた西区役所は24日、あざの発見や保育園に登園できていない状況などから、対応を検討。虐待のリスクや重さを判断する5段階の分類について、下から2番目の「虐待早期発見・早期対応(虐待ハイリスク)」に該当すると判断した。
区の担当職員が同日、家庭訪問したが、修ちゃんには会えず、母親の沙喜容疑者(34)や祖母の女性(57)は、右肩や尻のあざについて「心当たりがない」と説明。5月1日に再び訪問し、修ちゃんと面談した際にはあざは確認できず、虐待の判断を見送った。
このとき、沙喜容疑者から「育てにくさがある」との相談があり、児童相談所が一時保護する方向となった。しかしその後、「家族でみる」などと断られ、保護は見送られた。同局の幹部は今月23日の会見で「検証が必要」との認識を示した。