「プロピレングリコール」とは 名護市で流出 化粧品など保湿剤にも使用

オリオンビール名護工場から27日午前に流出し、名護市内の海や河川を赤く染めた化学物質「プロピレングリコール」。同社によると、工場内の設備を冷やすための冷却水に含まれており、食紅を使って赤く着色していたという。
プロピレングリコールは、無色無臭のアルコールの一種。防かびや保湿の目的で食品添加物として使われるほか、化粧品や歯磨き粉、シャンプー、ウェットティッシュなどにも保湿剤として使われている。
県北部保健所によると、同日時点で、河川の生物などへの影響は確認されていないという。担当者は「プロピレングリコールは着色料としても使われているため、環境への影響は大きくないとみられる」との見方を示した。
環境省の環境リスク評価によると、プロピレングリコールは眼を刺激し、眼に入ると赤くなったり、痛みを生じたりすることがある。長期または繰り返し接触すると、皮膚が赤くなることもあるという。
オリオンビール社は同日、報道機関向けのリリースで「近隣住民の皆様には多大な迷惑とご心配をお掛けしましたこと、深謝いたします」とコメントしている。