神戸山口組井上組長宅にガソリン?まく、山口組関係者の男逮捕

特定抗争指定暴力団神戸山口組の井上邦雄組長(74)の自宅にガソリンのようなものをまいたとして、兵庫県警神戸北署は29日、放火予備容疑で、愛知県知多市岡田の無職、竹内一元(かずもと)容疑者(49)を現行犯逮捕した。「ペットボトルに入れたガソリンをまいて火をつけようとした」と容疑を認めている。県警によると、特定抗争指定暴力団山口組系の組関係者とみられ、県警は山口組と神戸山口組の抗争事件の可能性もあるとみて、詳しい状況を調べる。
逮捕容疑は29日午前11時20分ごろ、神戸市北区鈴蘭台東町の井上組長宅にガソリンとみられる液体をまくなどしたとしている。
県警によると、組長宅を警戒している神戸北署員が竹内容疑者が液体をまくのを目撃し、現行犯逮捕した。
近くで働く30代男性は「ガソリンがまかれたとは気付かなかったが、パトカーのサイレンが聞こえてきた」と不安そうな表情。近所の男子大学生(18)は「近くには住宅もある。火が燃え広がっていたらと思うと怖い」と話している。
井上組長宅では、昨年6月にも山口組系の組関係者による発砲事件が起きている。