「休みなくストレスが爆発した」他の女性利用者にも暴行か…訪問介護職員の男を追送検

訪問介護サービスの利用者を殴って大けがをさせたとして起訴された介護職員の男が他の利用者にも暴行を加え大けがをさせたとして追送検されました。約4か月間、休みなく勤務していたということです。 大阪市旭区の「パンジー介護サービス」の訪問介護職員・前田祐二被告(37)は今年4月、利用者の女性(81)を介護中に殴り大けがをさせたとして、傷害の罪で起訴されています。 その後の警察の調べで前田被告が去年5月~今年3月までの間に、この女性を含む利用者の女性3人に複数回にわたって顔を殴るなどの暴行を加え大けがをさせた疑いがあることがわかり、28日、傷害の疑いで追送検しました。 前田被告は警察の調べに対し「休みがない中でストレスが爆発した」と容疑を認めています。 警察によりますと、去年の12月以降、ほかに介護にあたる職員がおらず前田被告は約4か月にわたって休みなく勤務していたということです。勤務表には実際には勤務していない職員が勤務したように書かれていたということです。 警察は前田被告が勤務する運営会社の井上美紀子社長(63)を労働基準法違反などの疑いで28日、書類送検しました。経営者の女性は「前田被告しか職員がいなかった」と容疑を認めているということです。