「東電旧経営陣に無罪判決」 控訴求め署名活動 訴訟支援団

福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東京電力の旧経営陣3人を無罪とした東京地裁判決について、「福島原発刑事訴訟支援団」が検察官役の指定弁護士らに控訴するよう求める署名活動を始めた。10月2日まで。
29日は小雨が降る中、郡山駅西口で署名を集めた。子ども連れや学生らが足を止めて支援団の訴えを聞き、署名をしていた。支援団は21日からインターネットでも署名活動を行っており、すでに1万人分以上集まっているという。佐藤和良団長(66)は「(裁判では)57人を被害者として訴えているが、県民全員が被害者という意識を持っている。司法という独立した機関として、被害者に寄り添った正しい判断をしてほしい」と訴えた。
被害者側代理人の弁護士らは27日、判決は事実誤認だとして控訴を求める意見書を指定弁護士に提出している。支援団が集める署名は「県民の声」として指定弁護士に届ける。【磯貝映奈】