イチョウ伐採巡り4人書類送検=反対区議らと警備員、互いに暴行か―警視庁

歩道拡張のために東京都千代田区が進める「神田警察通り」のイチョウ並木の伐採工事を巡り、互いに暴行を加えたなどとして、警視庁神田署は3日、暴行容疑で40代の千代田区議の女性を、傷害容疑などで40代の男性警備員ら3人を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。
送検容疑は4月11日、千代田区神田錦町の路上で、イチョウ並木の伐採に反対する地元住民や区議らと、区に雇われた警備員がもみ合った際、互いにけがをさせるなどした疑い。
捜査関係者によると、警備員は全治6週間のけがをし、住民や現場にいた区職員は軽傷だった。
4月17日に千代田区から被害届が提出され、5月下旬に住民側からも被害届が出されたという。
イチョウ並木の伐採工事は、歩道の拡幅整備に伴うもので、区はイチョウ32本のうち30本を伐採し、2本を移植する計画で工事を進めている。
[時事通信社]