東京の治安を担う警視庁で、広末涼子もびっくりのW不倫騒動が勃発した。もつれにもつれた男女関係は、どこに着地するのか──。ある警視庁関係者が嘆息する。
「署員同士のW不倫が裁判に発展し、高裁にまでもつれこんだ。もう何年も争っていて、完全に泥沼です。組織内の不祥事を調べる本庁の監察官室も動き出しました。当人の所属する所轄署も右往左往している。国民の血税を使って一体何をやっているのか……」
ことの発端は2017年春。都心の所轄署に勤務する巡査部長のAさん(40代男性)の不倫だった。
相手は同じ署の女性警察官で、妻のBさん(30代)も知るところとなる。
「Bさんも警視庁の警察官でスラリとした長身の美人です。Aさんとは共通の知人を介して知り合い、2014年に結婚。Bさんが上長に夫の職場不倫疑惑を相談したことで、監察官室が動いて証拠を固めた。Aさんと不倫相手はいずれも別の署に異動しました」(警視庁関係者)
身内の不祥事を調査・処分する監察は「警察のなかの警察」と呼ばれる内部捜査のプロ。Aさんは不倫を認めるほかなかったという。事情を知る所轄署員が語る。
「Bさんは夫の不倫相手から100万円の慰謝料を取った。ただ、Bさんは離婚に踏み切らなかったのでなんとか関係が修復したのかなと思っていたのですが……」
1年半後の2018年10月、今度はBさんに不倫疑惑が発覚。相手は警視庁の交通機動隊員(40代)で、当時Bさんと同じ署で働いていた。
「この隊員はイケメンと評判の妻子持ちで、Bさんとは1年ほど一緒の職場だった。2人で夜更けまで飲むこともあったといいます」
そう話す前出の警視庁関係者によれば、妻と機動隊員のLINEを見たAさんは、2人の不倫関係を強く疑ったという。
「何しろ1日100件近いLINEを送り合っていたらしいですから。なかなか“過激”な文面もあったようです。Aさんが2人のLINEのやりとりを保存してBさんに突きつけると、観念して不倫関係を認めたそう。Aさんはこの隊員に慰謝料を請求し、100万円で決着した。これが2020年2月のことです」(同前)
しかし、W不倫はここからさらに泥沼化する。
同年4月、Aさんがコロナの濃厚接触者になると、Bさんと子供は実家に避難。以来、自宅に戻ることはなかった。
「翌月には家庭裁判所からAさん宛に離婚調停の知らせが郵送されてきたそうです。ただ、調停はAさんが拒否したことで不成立に終わった。その後、Aさんは改めて機動隊員と話をするため彼の自宅に乗り込んだのですが、恐怖を感じた相手は警察を呼び、Aさんが複数の所轄署員に取り押さえられる一幕もあったと聞いています」(所轄署員)
「疲れ果てました」