同僚だった女性殺害、元高校教諭の男が初公判で「同意していると思った」…承諾殺人罪を主張

交際していた元同僚女性(当時47歳)の首を絞めて殺害したなどとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた元道立帯広農業高校教諭・片桐 朱璃 (しゅり)被告(36)の裁判員裁判の初公判が11日、釧路地裁(井草健太裁判長)で開かれた。罪状認否で片桐被告は事実関係を認めたが、「被害者は殺害されることに同意していると思っていた」と述べ、弁護側は承諾殺人罪の成立を主張した。
起訴状によると、片桐被告は昨年5月30日早朝、帯広市内の商業施設駐車場に止めた女性の車の後部座席で、女性の首をシートベルトで絞めて殺害。遺体を自分の車で雑木林に運び同日夜、スコップで穴を掘って埋めたとされる。