九州北部を中心とした大雨被害状況について、国土交通省は11日、福岡県や佐賀県の筑後川水系など11水系18河川で氾濫が発生し、全国で13件の土砂災害を確認したと明らかにした。
国交省によると、同日午前5時時点で高速道路の12区間、国道・県道の137区間で通行止めとなっている。鉄道は山口県のJR美祢線など3事業者11路線で運転を見合わせている。国交省は代替交通手段の確保などに努めるとしている。
斉藤鉄夫国交相は同日の閣議後記者会見で「引き続き被災状況の把握と被災地の早期復旧・復興に向け、地域に寄り添いながら現場力を最大限発揮して全力で対応していく」と述べた。