北海道蘭越町の蒸気噴出、新たに6人が体調不良訴え…計15人に

北海道蘭越町湯里の地熱発電調査現場から大量の蒸気が噴出している問題で、事業者の三井石油開発(東京)は15日、新たに6人が体調不良を訴えたと発表した。
発表によると、6人からは13~14日に同社に報告があり、うち4人は6月29日と7月10日に、作業などで現場敷地内に入った際に喉の痛みや目の違和感があった。いずれも医療機関は受診せず、既に回復している。残る2人は今月9日に帰宅後、頭や目、喉、鼻に痛みがあったという。
6人について、同社は「現時点の情報からは蒸気噴出との因果関係は確認されていない」としている。この問題で体調不良を訴えた人は計15人となった。