活発化した梅雨前線の影響で、秋田県では14日から記録的な大雨となった。15日午前11時10分には秋田市を流れる太平川が氾濫。同市は、4766世帯9501人を対象に、避難情報のうち最も危険度の高い警戒レベル5の「緊急安全確保」を発令した。五城目町の内川地区でも52世帯98人を対象に「緊急安全確保」が発令された。
秋田地方気象台によると、15日午前11時50分までの24時間降水量は、能代市で156ミリ、男鹿市で194・5ミリと、いずれも観測史上最大となっている。
県などによると、同日正午までに秋田市、八峰町、能代市などの県内5か所で土砂崩れが発生。八峰町の水沢ダムでは大雨で貯水容量を超過したため、15日午後0時44分に水沢川への放流を開始した。