大型で強い台風6号(カーヌン)は、8月4日(金)16時には久米島の西北西約190kmにあって、東にゆっくり進んでいるとみられます。久米島などが台風の暴風域に入り、沖縄本島も今夜までには暴風域に入る見通しです。台風の東進に伴って風雨が強まり、久米島空港では14時21分に38.1m/s、那覇市で15時53分に24.5m/sの最大瞬間風速を観測しました。▼台風6号 8月4日(金)16時推定 中心位置 久米島の西北西約190km 大きさ階級 大型 強さ階級 強い 移動 東 ゆっくり 中心気圧 965 hPa 最大風速 35 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 50 m/s
沖縄本島は再び長時間の暴風雨に
台風の東進に伴って周囲を取り巻く活発な雨雲が、久米島や沖縄本島などを断続的に通過しています。台風の動きは今後も時速10km程度と遅いため、暴風雨が長時間にわたる見込みです。今後は雨量が増加し、多い所ではさらに300mm前後の雨が降り、総雨量が500mmを超える所が出てきますので、土砂災害や河川の氾濫などに警戒をしてください。西進時に東風で大きな影響を受けた太平洋側だけでなく、今度は南風~西風の影響で東シナ海側でも影響が大きくなるおそれがあります。2日(水)の最接近時に比べて勢力は弱まっているものの、瞬間的には30~40m/sの暴風が吹き荒れる見込みです。引き続き高波・高潮にも警戒が必要です。6日(日)から7日(月)にかけては鹿児島県の奄美地方にも接近し、暴風域に入る予想です。台風の北上時はやや離れていた奄美ではこれから最接近となるため、台風への備えを進めてください。
西日本は台風接近前から大雨に
西日本の太平洋側は台風の前面を吹く、南寄りの湿った風の影響を受けるため、接近前から雨が強まる見込みです。7日(月)夜までの72時間の雨量は九州の多い所で200mm以上が予想されます。これだけの雨が降った後、8日(火)から9日(水)にかけて台風が接近、上陸する予想となっており、雨量が非常に多くなることが想定されます。大雨による災害の危険性がありますので、早めの警戒が必要です。また、強い勢力で近づくため、暴風や高波、高潮にも備えてください。台風の進路や湿った空気、前線や気圧の谷の状況次第では、東日本や北日本でもまとまった雨の降る可能性があります。
参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率が25%以上の地域は以下の通りです。(気象庁) 島根県 42 % 岡山県 29 % 広島県 48 % 山口県 58 % 徳島県 33 % 香川県 33 % 愛媛県 74 % 高知県 75 % 福岡県 71 % 佐賀県 62 % 長崎県 68 % 熊本県 81 % 大分県 82 % 宮崎県 90 % 鹿児島県 88 % 奄美地方 100 % 沖縄本島地方 100 % 大東島地方 46 %
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風6号の名前「カーヌン(Khanun)」はタイが提案した名称で、タイの果物の名前(パラミツ、ジャックフルーツ)からとられています。