中古車販売大手ビッグモーター(東京)の店舗前にある街路樹が不自然に枯れるなどしている問題で、埼玉県は4日、樹木が枯死した可能性がある所沢市の店舗前の植栽帯で採取した土から、除草剤成分が検出されたと発表した。県は今後、警察に被害届を提出する。
県によると、所沢店(所沢市)前の植栽帯で採取した土のサンプルから、除草剤成分の「グリホサート」が検出された。市販の除草剤に含まれるグリホサートの1回分の散布量と比較すると、少なくとも約3倍の濃度が検出されたサンプルもあったという。一方、樹木の枯死との関連性や散布時期については不明としている。
県は7月28日、所沢店と八潮店(八潮市)の店舗前の植栽帯で土のサンプルを採取し、県の研究機関で除草剤成分などが含まれていないか調べていた。八潮店前の植栽帯で採取したサンプルからは除草剤成分は検出されず、県は今後、この店の前に残された切り株の調査を実施する。
大野元裕知事は所沢店前の植栽帯の土から除草剤成分が検出されたことについて、警察に被害届を提出する方針を示し、「原状復旧と損害賠償請求を行う方向で検討する」とのコメントを出した。