数億円借金で詐欺加担か 逮捕のソフトバンク元部長

ソフトバンクの店頭システムの更新事業を装った投資詐欺事件で、男性から現金12億円をだまし取ったとして逮捕された同社元デジタルトランスフォーメーション統括部長清水亮容疑者(47)が、うその投資話の説明会を始めたとされる2021年12月ごろに数億円規模の借金を抱えていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、清水容疑者は副業として経営していたITコンサルティング会社の資金繰りに困窮し、借金を抱えたとみられる。捜査2課は、知人を通じて知り合った風俗店従業員森田真伍容疑者(41)からソフトバンクの社名を利用した投資詐欺の計画を持ちかけられ、加担したとみている。