「あいつ、またやったか」札幌市の中心部を暴走~ひき逃げなどで逮捕の23歳を知る人に“驚きなし”…免許は所持も、不審な黒窓に「警察です」で逃走

8日午後、札幌市の中心部を乗用車で暴走、横断歩道上の女性2人をひき逃げしたとして逮捕された23歳の男…男を知る人は「あいつ、またやったか」などと驚く様子なく、話しています。
危険運転傷害とひき逃げの疑いで逮捕された石狩市花川北の溶接工、長崎勇道(ゆうと)容疑者23歳…8日午後1時すぎ、札幌市中央区南3条西3丁目の通称「札幌駅前通」で、乗用車を運転中、横断歩道を歩いていた女性2人をはね、けがをさせたのに、そのまま逃走したなどの疑いが持たれています。
女性2人は、観光客とみられる韓国人の20代と30代で、頭から出血などしていましたが、2人とも命に別状はありません。
長崎容疑者は8日午後6時ごろに出頭、警察は、防犯カメラの映像や目撃情報などで裏づけをすすめ、9日午前3時半ごろ、逮捕しました。
免許は所持していますが、事故を起こしたとみられる乗用車は他人名義で、札幌市の近郊の会社の敷地内で押収されました。
飲酒や薬物については、捜査中とされています。
長崎容疑者を知る人に取材をすすめると、1人は「あいつ、またやったか」と話し、それほど驚く様子もなく、付き合いがあった当時のことを振り返ってくれました。
・長崎容疑者を知る人 「普通に働いていた時もあったが、職を転々としていた。今の仕事はわからない」 「人付き合いが上手いという印象はない」 ※別の事件に関与の話を聞いていて 「あいつ、またやったか」
・別の知る人 ※別の事件に関与の話の後 「連絡取ってない」 「優しい人だったけど…何か悪いことをやらかしそうな感じも」 「サボり癖あり、仕事を急に休んでた」 「人に対しては優しい」 「お酒を飲むのは好きだった」
取り調べに対し、長崎容疑者は「歩行者とぶつかる事故を起こしたのに、そこから逃げたことは間違いない」などと話し、容疑を認めているということです。
ひき逃げの直前、長崎容疑者が運転とみられる車の窓ガラスが(フィルムなどで?)黒くなっていて、車内が見られなくなっていたため、職務質問しようとした警官がノックし、ドアが開いたところで「警察です」と声をかけました。
すると、すぐにドアが閉められて逃走した車は、ひき逃げだけでなく、逆走、路線バスに接触、信号無視などの疑いもあり、警察は、引き続き当時の状況を調べています。