東京・中野の強盗傷害 実行役の25歳男「ルフィから捕まらないと聞いた」ネットカジノの借金返すため「闇バイト」応募 東京地裁

「ルフィ」などと名乗る指示役による一連の広域強盗事件のうち、東京・中野区の強盗傷害事件の実行役とされた男が裁判の被告人質問で、「ルフィから捕まることはないと聞いていた」などと述べました。
川崎市の土木作業員・福嶋幸也被告(25)は去年12月、仲間と共謀し、宅配業者を装って中野区の住宅に押し入り、住人の男性(当時49)に暴行を加えて、大けがをさせたうえ、現金およそ3200万円を奪った罪などに問われています。
きょう、東京地裁で行われた被告人質問で福嶋被告は、インターネットカジノなどで作った借金が130万円ほどあり、その借金を返すためにツイッターで闇バイトを検索したと経緯を語りました。
そして、中野の強盗傷害事件については、「ルフィから相手が暴力団で汚いお金だから捕まることはないと聞いていた」「野球賭博のお金だと聞き、心が痛まないし良いかと思ってしまった」と述べました。
福嶋被告らは現場に向かう車内で、携帯電話をスピーカーフォンにした状態で「キム」から指示を受けたといい、福嶋被告は「『積極的に手を出して下さい』『女、子どもは騒ぐ前に口をおさえて下さい』と指示された」と話しました。