未だ発見に至らず…「作業船ごとダムの排水口に引き込まれる」9人で作業中 男性1人が行方不明 新潟県三条 大谷ダム

三条市の大谷ダムで14日朝、ボートに乗って作業をしていた男性がダム湖の排水口に引き込まれる事故がありました。新潟県によりますと、男性の行方は午後7時現在まだ分かっていないということです。
行方が分からなくなっているのは新潟市 秋葉区 北潟の会社員 伊庭健之さん 50歳です。
警察や県などによりますと、伊庭さんは14午前日午前8時半ころ、三条市大谷の大谷ダムで1人で作業船に乗り、ダム湖の排水口付近で工事に使っていた機械を撤去する作業をしていたところ作業船ごと排水口に引き込まれました。
通報した作業員が「船が排水口に吸い込まれそうになったため、伊庭さんはライフジャケットを脱いでダムに飛び込んだが、船も伊庭さんも吸い込まれてしまった」と話していたということです。
警察と消防が捜索したところ、作業船は排水口からおよそ460メートル下流で見つかりましたが、伊庭さんの行方はわからず、二次災害の恐れがあるため捜索は中断しました。
作業は県が発注した土砂を取り除く工事の一環で、14日は午前8時15分から伊庭さんを含め9人で作業をしていたということです。
警察や県は15日以降も捜索を続けるということです。