密売目的で大麻や覚醒剤を所持していたとして、大阪府警薬物対策課は14日、大麻取締法違反(営利目的共同所持)などの疑いで、密売グループリーダー、今村太一被告(24)=同罪などで起訴=と、密売人とみられる18~24歳の男女12人を逮捕したと発表した。グループは口コミで10~20代の若者に違法薬物を密売し、利益を得ていたとみられる。
13人の逮捕容疑は3~6月、大阪市内の集合住宅などで、営利目的で大麻を所持したなどとしている。府警によると、メンバーの複数人は容疑を認め「今村容疑者がグループのトップだった」と説明しているという。
同課によると1月に情報提供があり、6月にグループが拠点としていた大阪市天王寺区の民泊や同市浪速区のマンションを摘発。大麻約8キログラム、覚醒剤約730グラムなど末端価格で計約8700万円相当の違法薬物や現金約740万円を押収した。
グループは、今村容疑者の地元の後輩や知人らで構成されていたという。