すべてが後手後手に回っている。俳優の女性(25)が急死した問題で批判にさらされている宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)だが、今度は歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社阪急阪神ホールディングス(HD)会長の角和夫氏(74)が養成機関「宝塚音楽学校」の理事長を近く退任することになったのだ。
後任の理事長には、12月1日付で歌劇団理事長に就く村上浩爾氏(56)を充てる予定というが、この村上氏も14日の会見の発言が批判にさらされている。歌劇団側は年内にも第三者委員会を立ち上げて、組織改革に臨む方針だが果たしてうまくいくのか。
HD側はヒアリングの対象範囲を広げた上で、外部専門家の視点や助言を入れた改革が必要と判断。第三者委には大学教授やハラスメントの専門家のほか、歌劇団側の事情に精通した人物らを委員に加えることが検討されている。
今月14日の会見では、弁護士による調査報告書をもとにヒアリングを拒否した団員が4人いたにもかかわらず、女性へのパワハラやいじめを「確認できなかった」としたことで多くの批判が殺到。遺族側も反発している。
そんな中、歌劇団の演出家である植田景子氏がインスタグラムに「報道禍」と題して「報道が真実を見えなくしている」などと投稿したことが波紋を広げている。
投稿には元団員やファンから賛同の声が寄せられる一方、ネット上では「お悔やみの言葉より反論を真っ先にする心の貧しさにゾッとします」「報道を批判するなら、事実解明に非協力だった内部の方も批判するのが公平だと思う」といった厳しい声も上がっている。