東京・歌舞伎町を中心とする国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」の元メンバーの男性が監禁された事件で、被害届を取り下げるよう男性に強く求めたとして、警視庁暴力団対策課などが組織犯罪処罰法違反(強談威迫)容疑で、同グループ幹部、佐藤雄己容疑者(30)=東京都新宿区=ら2人を逮捕した。暴対課は認否を明らかにしていない。
ナチュラルは路上などで女性に声をかけ、風俗店に紹介する国内最大規模のスカウトグループで、1千人以上が在籍しているとみられる。紹介先の風俗店から紹介料を得ていたとみて調べている。
ナチュラルを巡っては2月、メンバーの男性(30)に対し「内規に違反した」として、新宿区内のマンションや民泊施設に数日間監禁。フライパンやバイクのヘルメットなどで暴行を加えた上、わいせつな行為をし全治約半年のけがを負わせたとして、10月、グループ幹部の男ら14人が警視庁に逮捕された。
逮捕容疑は共謀し4月22日、この被害男性に複数回電話をかけ「事件化しませんというのを1通ずつ持っていれば、これで終わりねってできるじゃん」などと言い、監禁事件の被害届の取り下げや示談を強く迫ったとしている。