兵庫県加西市の50歳代の管理職の男性職員が、市議会委員会が開かれた部屋で高橋晴彦市長と市議からハラスメントととれる発言があったとして、市長に抗議していたことがわかった。
職員は、13日の建設経済厚生委員会に説明のために出席。複数の出席者によると、休憩を挟んで審議が再開される直前に「夫婦の寝室は一緒なのか」と市議に尋ねられ、市長からも「この年になったら普通、別室やろ。同じ家におっても別居みたいなもんや」などと言われたという。取材に対して「他の市議や副市長、職員らがいる前での発言に屈辱を感じ、止めてくれると思った市長の発言に失望した。再発防止のために見過ごせない」と話した。
他の管理職も見ることができる庁内メールで職員が市長に指摘すると、市長は「(市議に)注意を申し入れる」と返答。16日に職員が対応を確認すると「何が悪いのか。市議は笑いながら言ってたやないか」「お前、おられへんようになるぞ」と答えたとしている。
高橋市長は取材に「職員の緊張をほぐそうとして話の流れで言ったが、悪意はない。雑談や世間話で意思疎通を図っている」と説明。市議は「発言は記憶にない。ハラスメントと受け止めたのならその場で言ってくれれば、きちんと話ができた」と話した。
厚生労働省ではパワーハラスメントについて、▽職場での優越的な関係を背景とした言動▽業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの▽労働者の就業環境が害されるもの――と定義。またセクシュアルハラスメントは、労働者の意に反する性的な言動により就業環境が害されることなどで、同性間でも起こりうる。