トー横でせき止め薬を無許可販売…「オーバードーズ」用か、容疑の男女4人逮捕

「トー横」と呼ばれる東京・歌舞伎町の一角で、市販のせき止め薬を違法に販売したとして、警視庁が無職の男(21)(千葉県成田市)ら男女4人を医薬品医療機器法違反(無許可販売)容疑で逮捕したことが捜査関係者への取材でわかった。トー横周辺では若者の間で市販薬を過剰摂取する「オーバードーズ」が問題となっており、警視庁が違法販売の実態を調べる。
ほかに逮捕されたのは、住所不詳、無職の女(22)と、いずれも高校生の岐阜県の少年(17)と都内の少女(16)。
捜査関係者によると、男らは7~9月、国から医薬品販売業の許可を得ていないのに、新宿区歌舞伎町のトー横周辺で、10歳代の男女2人にそれぞれ市販のせき止め薬40錠を1000円で販売した疑い。逮捕はいずれも20日。
警視庁が9月にトー横で補導した少女が大量のせき止め薬を所持しており、入手先を確認したところ、4人のうち1人から購入していたことが判明した。4人は市価の半額程度で薬を販売しており、警視庁が入手方法を調べている。
トー横は、旧新宿コマ劇場跡地の複合施設「新宿東宝ビル」周辺の一角。若者らが集まる場所となっているが、多幸感を得るためなどとして風邪薬や睡眠薬などを過剰摂取して救急搬送されるケースが後を絶たない。男らが販売していたせき止め薬も、大量に服用すると幻覚症状や意識障害が表れることがあるという。