上川外相、ブチャの悲劇に涙=ロシア侵攻の現場視察―ウクライナ訪問

【キーウ時事】上川陽子外相は7日午前(日本時間同日午後)、ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊で多数の民間人が殺害されたブチャを訪れた。張り詰めた空気が残る中、惨劇を伝える写真が展示されている教会内で地元自治体関係者から説明を受け、うっすら目に涙を浮かべていた。
長時間の列車の移動を終えて、朝方に現場を訪れた上川氏は、真っ先に慰霊碑に向かい、深々と頭を下げた。その後、集団墓地とされた教会に徒歩で向かい、当時の様子について熱心に質問。最後に「寒さが大変だが、支援を続ける」と関係者と握手をした。
惨劇から1年半以上がたったブチャの町は、通りを行き交う人や、雪遊びをする子どもの姿も見られた。ただ戦時下であることは変わらず、上川氏の周りにはウクライナ政府による警護要員10人以上が配置され、物々しい様子だった。
その後、上川氏はロシアの侵攻を食い止めるためウクライナ自らが破壊したキーウ近郊のイルピンの橋も視察した。
[時事通信社]