はやぶさ2「最後の実験」探査ロボット投下…重力を調査

宇宙航空研究開発機構(

JAXA
( ジャクサ ) )は3日、探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウの地表面に向けて小型探査ロボットを投下したと発表した。8日までロボットを使って重力を調べる。はやぶさ2にとって今回が最後の実験で、11~12月にリュウグウを出発し、地球を目指す。
はやぶさ2は、これまで国産ロボット2台と独仏共同開発の着陸機を使い、地表面を撮影したり、鉱物の組成を探ったりした。今回投下されたのは3台目の国産ロボットで、千葉工業大などが開発し、はやぶさ2に搭載したカメラで地表面に近付く様子を観測し、リュウグウ周辺の重力を推定する。当初、地表面を移動する実験を予定していたが、ロボットが故障したため、内容を変更した。
2014年12月に打ち上げられたはやぶさ2はリュウグウに到着後、2度の着地で地表に金属の弾丸を撃ち込み、舞い上がった岩の破片などを機体内のカプセルに採取したとみられる。持ち帰って分析すれば、地球の水や生命の起源に迫ることができると期待される。
今回の実験終了後、はやぶさ2はイオンエンジンの動作確認など、出発に向けた準備を始める。予定では20年末頃に地球に接近し、オーストラリア大陸にカプセルを放出する。