河野太郎氏が社会保障の勉強会…中堅・若手ら15人が参加、「次期総裁選にらんだ動き」の見方も

自民党の河野太郎・前デジタル相は13日、党本部で社会保障に関する勉強会を開いた。複雑な年金制度への理解を深める狙いだが、党内からは次期総裁選をにらんだ動きとの見方も出ている。
勉強会は公開で行われ、中堅・若手議員を中心に約15人が参加した。河野氏は「年金制度は破綻しないが、年金生活が破綻しないようにどうするかを議論しなければいけない」と呼びかけた。
政府は、通常国会にパートらの厚生年金加入拡大などを盛り込んだ年金改革関連法案を提出する方針だ。河野氏は、年金制度の抜本改革のために「給付と負担を与野党でチームを作って議論をするべきだ」との考えも示した。
河野氏は2021年の党総裁選では2位だったが、24年9月は8位に沈んでおり、勉強会を通じて党内基盤を強化したい思惑もあるとみられる。