「どうしようもなかった」神戸市の2階建て住宅の火災で焼け跡から1人の遺体を発見

13日午前2時ごろ、神戸市兵庫区西出町で「隣接する建物の窓から炎が噴出している」と近隣住民から119番があった。神戸市消防局によると、火は約5時間半後に消し止められたが、木造住宅など計4棟約270平方メートルが焼損したとみられる。
兵庫県警兵庫署によると、火元とみられる木造2階建て住宅の焼け跡から1人の遺体を発見。この住宅に住む70代の男性と連絡が取れておらず、同署が身元確認を急ぐとともに出火原因を調べる。
現場はJR神戸駅から南に約800メートル離れた住宅密集地の一角。近くの会社員の男性(62)は「気がつくと炎が道路まではみ出て、3、4メートルの高さまで上がっていた。バケツで水をかけ、消火器も使ったが、どうしようもなかった」と話した。