結婚式場「アルカディア」が新型コロナ雇用調整助成金12億円を不正受給で返還命令 営業した日に休業したとする虚偽の申告

結婚式場などの運営会社の前社長らが、新型コロナ対策の助成金を不正に受け取ったとして逮捕された事件で、福岡労働局がおよそ12億円を返還するよう命じました。
国の助成金の返還命令を受けたのは、久留米市に本社を置く結婚式場などの運営会社、「アルカディア」です。
「アルカディア」の前社長、大串淳容疑者ら幹部8人は、従業員を休ませた日数を大幅に水増しして、新型コロナ対策の「雇用調整助成金」を不正に受け取った疑いが持たれています。
福岡労働局は25日「アルカディア」に対し、不正受給した助成金に違約金などを含めたおよそ12億円を返還するよう命じました。
「雇用調整助成金」の不正受給の金額としては福岡県内で過去最悪だということです。
今回の返還命令についてアルカディアは、「担当者が不在のためコメントできない」としています。