司法試験などの受験指導大手・「伊藤塾」の運営会社の元代表が、所得税およそ6800万円を申告せず脱税した疑いで刑事告発されました。
東京国税局から刑事告発されたのは、司法試験などの受験指導を専門とする「伊藤塾」を運営する「法学館」の西肇元代表です。
関係者によりますと、西元代表は、2021年に株式譲渡などで得たおよそ5億7300万円を全く申告せず、所得税およそ6800万円を脱税した疑いが持たれています。
西元代表は、脱税で得たカネを借金の返済などにあてたとみられています。
西元代表の代理人弁護士によりますと、「『申告を忘れていた』と言っており、反省している」として、期限後申告と納付をすませ、法学館の代表を辞任したということです。