宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2日、小惑星の観測に向けて航行中の探査機「はやぶさ2」が異常を検知し、省電力化して安全を確保する「セーフホールドモード」の状態になっていると明らかにした。
3月21日に機体から取得したデータを解析したところ、同18日ごろからセーフホールドモードになっていることが判明した。姿勢は安定し地上との通信は確保できているという。JAXAはミッションに影響が出ないか、詳しい状態を確認している。
はやぶさ2は2020年12月に小惑星リュウグウの試料を地球に持ち帰り、現在は新たな小惑星の観測のために航行している。【信田真由美】