自民沖縄県連、西田昌司参院議員の発言に抗議へ 役員会で方針決定 ひめゆりの塔展示内容巡り「歴史の書き換え」【動画あり】

自民党の西田昌司参院議員がひめゆりの塔(沖縄県糸満市)の展示内容を巡り「歴史の書き換え」などと発言したことを受け、自民党沖縄県連は7日、党本部に抗議する方針を役員会で決定した。県連は同日、記者会見を開き、発言撤回を求める県議会での抗議決議に賛同する意向を表明。決議案の文言作成に自民県連が主体的に取り組む意向を示した。
県連の座波一幹事長は「(シンポジウムは)県連が共催という責任も含めて、党本部に県民感情を逆なでするような発言は問題であると主張すべく、抗議することを役員会で決めた」と説明した。
これに先立ち開かれた県議会議会運営委員会では、与党が県議会でも議論すべきだと提案。座波氏は抗議決議に関し「原案は我々が作成し、それに(与党の)理解を求める形になるのではないか」と述べた。
県連の島袋大会長は発言の内容を報道で確認したとしながら「県民にとって非常に厳しい発言」と指摘。「戦後80年でシンポジウムに来て、1、2時間話をして帰って行かれて、残された県民の思いは何なんだという話。共催した自民として、おかしいものはおかしいと申し入れる」と話した。
西田氏は神道政治連盟沖縄県本部などによる実行委員会が主催した3日の憲法記念日のシンポジウムで発言。シンポは自民県連が共催した。