派閥の政治資金規正法違反事件で在宅起訴され、自民党を離党した大野泰正参院議員(66)(岐阜選挙区)が21日、夏の参院選に出馬しないことを自身のブログで明らかにした。
大野氏は、自民党副総裁などを務めた伴睦氏を祖父に持つ。県議を経て2013年に参院議員に初当選し、現在2期目。自民党では安倍派に所属した。
大野氏はブログで「無所属になってからは、今までの80%位のパフォーマンスになってしまい、議席を預かる者として何より辛かった」とし、「この状態が改善できないまま議席をお預かりすることは、皆様のお心に応えることが出来ない」とした。
参院選岐阜選挙区(改選定数1)では自民のほか、立憲民主党、共産党、参政党、政治団体「NHK党」がいずれも新人候補の擁立を決めている。