政府は24日午前の閣議で、参院選の日程を「7月3日公示、20日投開票」と決定した。物価高やコメ政策、トランプ米政権による関税措置への対応などが争点となる見通しで、各党は選挙戦の準備を本格化させる。
今回は参院の総定数248のうち、改選定数124議席(選挙区選74、比例選50)と、非改選の東京選挙区の欠員を補う「合併選挙」の1議席を合わせた計125議席を争う。
石破内閣は、昨年秋の衆院選で少数与党となり、初めて迎える参院選となる。首相は自民、公明両党で非改選と合わせて過半数維持を目標に掲げている。野党側は参院でも与党を過半数割れに追い込むことで、政権交代への足がかりとしたい考えだ。
投開票日の7月20日は、3連休の中日にあたる。総務省によると、国政選(補欠選挙除く)で投開票日が連休の中日になるのは、記録が残る1952年以降初めてで、投票率も注目だ。